スクールカウンセラー徹底解剖！

近年、学校においては、いじめの深刻化や不登校の増加、発達に関わる問題、自傷行為などの問題行動など、様々な問題が発生しています。
スクールカウンセラーは、このような中、学校におけるカウンセリング機能の充実を目指し、全国の学校に配置、派遣されています。

スクールカウンセラーの役割は、学校生活において、その中心である児童や生徒の支援及び、それを支える保護者や教師に対する組織的な支援であるということができます。
内容としては、専門的な心理知識や心理援助知識をもって、児童、生徒、保護者や教師の相談、助言にあたることがあけられます。

また、事件や事故などで被害を受けた児童、生徒への緊急対応的な心のケアなども役割のひとつです。
そのほかにも、校内会議への参加、教職員、児童生徒への研修、講話、相談者に対しての心理的な見立てや、それにたいする対応などがあります。

近年では、教育環境の変化などにより、心理的負担の増加を訴える教師が増加しています。
こうした教職員のメンタルヘルスケアなども含め、ストレスチェックやストレスマネンジメントなどの予防対応も役割のひとつとしてあげることができます。

このようにスクールカウンセラーの役割は、学校の教育相談体制に大きな役割を果たすことが目的で、その内容は多岐にわたります。
しかし、活用の仕方は地域や学校によって差があるのが現状です。